024 別にAIでなくたっていいじゃない
ある程度スピード感を持ってパタンプラクティスなり口頭練習したり、書いたりして practiceしないといけない場面ではAIはあまり活躍できません。文法や語彙の反復トレーニング、暗唱、暗写の場面では 紙、口、手が活躍するときです。
また、文構造がそこそこ複雑な英文を読解する場合も使えません。
教科書や、英文読解の本を読みながら、わからないことがあったらすぐChatGPTで調べることはできます。
(プロンプト:これがどういう意味か、小学生、中学生にもわかるようにステップバイステップで説明して)
でも理解して、練習するのは人です。A Iが変わって理解してくれたり、練習してくれるわけはないですよね。語学を学ぶ上で最も大事な点です。つまりトレーニング時より前の理解の段階でAIは活用できます。その一方で、覚える、口にする、書くなどのトレーニングではAIより体育的スキルが必要で人の労力が欠かせない部分です。
*AIを使った指導の罠*
授業において、「状況に応じた」文法指導をグループワークなどでされている先生方は多いと思います。私はイギリスにいた時、ふと口から現在完了の文が出てきて、ああここで使うんだと思って感動した思いがあります。
ただグループワーク的な活動の弱点としては、活動にばかり目を奪われ、その生徒の頭の中で起こっている知的変化を見逃すかもしれない点です。反復練習的なインプットが足りないんです。落ちついて座って「学習を個に戻す」場面が必要です。
大事なことは、理解と練習を通して、自分の知識体系の中に「新しい知識+新しい手続き的知識」が入り込み、長期記憶の中に組み込まれること。「個人が学習できた」状態に戻っていくことです。そうでないと、「なんとなくアクティブだった」けど3週間経ったら覚えていないとか、学びが少ない状況になります。
A Iの利用も同じ。目先の新しさに惹かれて飛びつくも「学びの変化」が少ないのであれば勇気を持って使用法、使用場面について再度考えることが必要になるでしょう。
「人に説明できる+英語が高速で言える、書けるようにする」という高速反復的なインプット部分の練習があって、はじめてアウトプット的課題ができる気がします。授業時間がないことは悩みではありますが。
英語の授業で最も大事なことは、生成AIを使えるというよりは、英語が身に付くことです。AIが使えるようになったかどうかは2次的な目標になります。理解や練習の場面を効果的にするためにA Iを活用する。ならありだと思います。そして練習の場面では思いきりAIは忘れる。
そして、学習のAI利用のためにはどこで使うべきか、自己の学習の目的と成果と方法を振り返る、「けてぶれ」的なメタ認知的なことが必要なのだと思います。
計画、テスト、分析、練習のサイクルのこと。自分で回せる人が最強なんです。
どこで使うのが最も効率的か考えさせ、選ばせるのもAI指導の一つかなと思います。
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